Journey World

留学を通じて世界を変える

海外と日本における教育システムの大きな違い(学生編)

私はこのブログの最初の方で綴っているように、高校3年間をカナダの田舎にある高校で過ごしました。

 

日本に帰ってきて振り返ると、日本の学校システムと違って、良かったと思える点がありました。

それは学校のカリキュラム自体です。

 

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日本はクラス分けをされ、クラスメイトと同じ時間を過ごし、協調性を育みながら同じ時間に同じ教科を学びます。これは日本の国民性を如実に表していると感じます。

 

その反面、カナダやアメリカの学校では選択型の単位制度を採用しています。

この選択型の単位制度とは何かと言うと、高校3年間丸々自分で好きな教科を選択し、カリキュラムを組むと言うことです。

 

わかりやすく言えばこのシステムは日本の大学で取られている内容になります。

 

この制度があることで、高校から浪人する人ももちろん出てきますし、自分の長所を伸ばす為に偏ったカリキュラムをあえて組む生徒も沢山いました。

 

ここで大きく差がついているのは日本と比べて、自分の将来を真剣に考えながら選択をするという経験を若いうちからしていると言う点です。

 

日本の制度では選択の自由はなく、義務教育としての認識の元学生達は授業を受けます。そこに自主性はあまりありません。なぜなら用意されているカリキュラムを言われた時間にこなすわけですから。

 

その反面アメリカ・カナダでは自分で選択して自分で決めた時間の授業に出席し、授業に出るも出ないも自由なのです。そうすることで自主的に自己責任の元選んだカリキュラムをこなすわけですからシステムが真逆なわけです。

カリキュラムの組み方も自由な為、中には朝が苦手な生徒に関しては朝一の授業は取らず昼から最後の6限目までを組むことも出来ますし、休みの日を多く作りたい生徒は、月曜から木曜日までをある程度詰めて金曜日を丸々休みにする生徒もいます。そうすることで毎週金・土・日の三連休となりますからね。

 

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最後の授業に出るのも出ないも自由と言うのには自由の裏に隠された厳しさがあります。

まだ若い遊び盛りの学生ですから、授業をサボって友達と遊びたいと言う気持ちは大いにあるでしょう。それも学校側はわかっています。

中にはその誘惑に負けて授業をスキップする生徒ももちろんいました。スキップするとどうなるか?ディテンションといって放課後に1時限分の補修が待っています。

それでも誘惑に負けてスキップを続けているとどうなるか?

その単位は落第になります。その結果もう1年高校生活を送る羽目になります。

 

このように個性を育む反面、自己責任を思春期である高校生から学ぶことによって大きな意味をもたらしていると身を持って体感しています。

 

この思春期にどのような環境下で過ごすかによってその人の人間性が大きく変わるのだと思います。

海外に高校生の頃留学をすると言うのはとても意義のあることだと私は感じています。

 

しかし、海外に留学をすると言うことはそれなりに危険を目の当たりにすることもあるかもしれません。ですが、その分の経験値と自主性が身につくということです。

 

今回は真面目な話でしたが、次は学生時代の週末に開かれるホームパーティーの実態やプロムなどはっちゃけた面を綴っていきたいと思います!

 

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